寝る前に足が冷えて、眠れな時はないですか?
『電気毛布・靴下』で外部から身体を温める方法もありますが、それでは根本的には改善しません。
「冷え性」は女性に多く、”筋肉”をつけて血流量を増やすことも大切ですが、筋トレをしてもすぐに筋肉はつかないので、今日は簡単に出来る方法をお伝えしていきます。
目次
なぜ、電気毛布・靴下をお勧めしないのか?
【電気毛布】
深部体温(身体の内部温度)が低下するほど「深い眠りに近づく」ことが報告されています。
睡眠時は、体温を下げて「脳・身体」を休息させることが本来の睡眠の役割なのに、睡眠中に身体を温めてしまうと本末転倒になります。
身体は休んでるつもりでも脳が起きていると「自律神経の調節」が乱れ深い眠りつけなくなり、
- ・睡眠時間は取れているのに疲れが取れない
- ・日中に眠気がある
- ・集中力が散漫になる
などの悪影響だけでなく、冬場の乾燥する時期の電気毛布は脱水状態になるので高齢者は注意が必要で、冬場は乾燥しているにも関わらず、夏場と比べて水分補給が少なくなるので、脱水から脳梗塞・心筋梗塞になる確率が増えるので、布団に入る前には電気毛布のスイッチは切りましょう。
睡眠時間が8時間とすると8時間も水分補給がないだけでなく、電気毛布で身体が温められて汗をかいて身体からの水分が必要以上に排出してしまいます。
特に多くのお年寄りは、「夜間にトイレに行きたくない」という理由で睡眠前に水分補給をしない人が多いので電気毛布が関係なく、睡眠1時間前は2〜3口の水分は摂取しましょう。
就寝直前の飲み過ぎは、夜間にトイレで起きてしまう場合があります。。
【靴下】
靴下を履くことで保温効果はありますが、長時間の圧迫は血流・リンパの流れが滞りやすくなります。
就寝前には靴下を脱いで、足をリラックスさせてあげて下さい。
お勧めの【交代浴】
今回、お勧めするのがお風呂での『交代浴』です。
お風呂に浸かると、血管は拡張して血行が良くなり身体はポカポカしますが、『交代浴』ではここで敢えて冷水シャワーを足にかけます。
寒冷刺激は血管を収縮させますが、生体の反応で収縮した血管は時間とともに拡張し出します。
それを数回繰り返すことによって、身体の内部から血行が良くなります。
交代浴の動画はこちら。
ポイント
交代浴を行う上でのポイントは、
- しっかり5分間は入浴して、身体を温めた後に行う。
- 足先から冷水シャワーを当てる。(冷たいほど血管は収縮しますが、苦手な方は冷たいと感じる温度で構いません)
- 下記の図の8箇所の動脈付近を意識する。(シャワーは足先から当てる)
- 温める・冷やす時間は、1回につき30〜60秒を目安に行う。(温める・冷やすを1セット)
- 3〜5セット行い、最後は温めて終了する。
シャワーのみでも構いませんが、入浴には主に「温熱・水圧・浮力」効果がありより血流が良くなるので、冷えの強い方は入浴をお勧めします。
動画
詳しく知りたい方は、動画をご覧下さい。
最後に
入浴後は、薄着をして身体を冷やさないようにして、3時間以内には就寝しましょう。
青竹踏み・足裏のマッサージをすることで相乗効果が得られます。
食事などの改善も大切ですが、今回は即効性のある方法をお伝えしました。
参考になれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。